九州オルレの各コースをご紹介している、この「九州オルレ日記」も今回で10回目。『そもそもオルレって何なの?』『どうやって歩くの?』を解決!「オルレ」についてご紹介します。
オルレの発祥!
オルレの発祥は韓国の済州島。済州島出身の女性、ソ・ミョンスクさん(現:済州オルレ理事長)がサンティアゴ巡礼路を歩いたことをきっかけに済州オルレが誕生しました。現在は済州島内で全26コース(425km)あり、全コース踏破すると済州島を歩いて一周したことになります。
「オルレ」とは韓国・済州島の方言で「通りから家に通じる狭い路地」という意味があります。姉妹の道として「九州オルレ」が2012年に誕生し(2021.6月現在20コース)その後「宮城オルレ」もオープンしました。(2021.6月現在4コース)そして現在はモンゴルにもオルレコースがあるんですよ~!
コース設定のコンセプトは同じでも、国や地域が違うとコースの特色や文化が異なります。様々な地域のコースを歩き比べてみてくださいね。次はどこにオルレコースが誕生するのでしょうか…
いつでも歩ける!
各コースでイベントを開催することもありますが、オルレコースはいつでもオープンしているため、オルレの標識をたどれば個人で『好きな時』に、『好きなだけ』歩いて楽しむことができます。
※大雨・台風等の影響により一時的にコースを閉鎖する場合があります。出発前に九州オルレホームページよりコース状況をご確認ください。
イベント開催情報は各コースにお問い合わせください!コース上のゴミを拾いながら歩いたり、ガイドさんと一緒に歩いたり…個人で歩くのとはまた違った発見や楽しみがあるのでおススメです。
オルレの道しるべ
オルレのコースには必ず、馬の形をした「カンセ」、「リボン」そして「矢印」があります。カンセとは済州の方言で子馬という意味があり、カンセダリ(意:のんびりとした怠け者)から由来しています。自分のペースで、のんびり、ゆっくり。オルレを歩くときは「カンセダリ」になって、周りの景色を楽しみながら歩けば標識を見逃すこともないはず!
オルレカラー!
単純に赤と青…と思われがちですが、実はそれぞれ表しているものがあるんです…何だと思いますか?
\ 正 解 は ! ! /
済州オルレカラーは青(済州島を囲む美しい海)とオレンジ(済州島のおいしいミカン)
九州・宮城オルレカラーは青(日本を囲む美しい海)と朱色(日本を象徴する鳥居と国鳥トキのくちばしの色)なんです!
矢印があっちこっち向いてる!
この矢印の形は「人」という漢字に由来しています!韓国でも漢字を使うので、ここでも繋がりを感じることができますね。青が『順方向』、オレンジ・朱色が『逆方向』の意味があります。順方向・逆方向と、同じコースでも歩き方や季節を変えるだけで感じ方がぐっと変わり、何度歩いても新鮮な気持ちで楽しめますよ。
そして実は、カンセもコースの方向を示しています!頭が向いてる方向に進んでみてください。次のリボンや矢印が見えてくるはずです。
九州オルレはバラエティに富んだコースです!
温泉、歴史、グルメ、列車…コースによってさまざまな魅力・特色があります。
ただオルレを歩くだけじゃもったいない!オルレを歩き終わった後は「アフターオルレ」。コース周辺の観光もたっぷり楽しんで、その地域の魅力を隅々まで堪能してくださいね。
フィニッシュ地点に到着したら…
踏破した記念にコーススタンプを押しましょう!全コース分のスタンプを集めると踏破認定を受けられますよ。踏破者は認定証と記念バッジを貰えます。
コーススタンプはフィニッシュ地点だけでなく、スタート地点やコース沿線の観光案内所等に設置されています。
お持ちのスマートフォンでも!
2020年12月より電子スタンプラリーを開始しました。コースに設置されたQRコードを読み込むだけで、非接触で踏破スタンプを集められますよ。新型コロナウイルスの感染防止対策にもなるのでとってもおススメです!
*コースを歩かれる際は、状況に応じてマスクを着用し、周囲の人と2m以上の距離をあけ、こまめに手洗い・手指消毒を行う等の感染対策をとり、お楽しみください。
フィニッシュ地点にたどり着けなくてもいい!
スタートして、お昼ごはんを食べて、また歩いて、疲れたら素敵な景色を見ながら休憩して、お昼寝をして…オルレを歩くときは、とことん「カンセダリ」になって、フィニッシュ地点にこだわらず、自分だけの「オルレの歩き方」を見つけるのもいいですね。
『 オルレ × 食 』も要Check!
オルレを歩きに来たからには食べなきゃ損!?
オルレ弁当、オルレアイス、オルレバーガー…味覚でもしっかりオルレを楽しめます!予約が必要な場合があるので、出発前にチェックしてみてくださいね。
実はグッズもあるんです
各コースの観光案内所等でさまざまな九州オルレグッズを販売してます。旅のお供にお気に入りのカンセ人形はいかがですか?マグネットや、マルチバンダナもありますよ。
本場を体験!済州オルレ
ユネスコ自然遺産・世界ジオパークに認定された美しい島、済州島で”大自然”と済州島の”文化”を感じることができる全26コース(425km)の徒歩旅行はいかがですか?オルレを好きな気持ちさえあれば、現地のオルレファンともきっと通じ合えますよ。
姉妹の道!宮城オルレ
太平洋の勇壮な海が魅力の【気仙沼・唐桑コース】、日本三景松島を望む【奥松島コース】、心癒される温泉が魅力の【大崎・鳴子コース】、里山の自然や地域の歴史・文化に触れることができる【登米コース】の4コースがあります。済州オルレや九州オルレに似ていながらも異なる魅力を持つ宮城オルレをお楽しみください。
いかがでしたか?
1つのコースを歩くと、他のコースもどんどん歩いてみたくなる!?自然・文化・食・温泉…五感で楽しめる、魅力たっぷりのオルレ。あなたも一緒にのんびり歩カンセ?